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正直ちょっとは惨めだなと感じさせる電王戦FINAL二戦目。

まずはあるツイートから触発されてた。

https://twitter.com/march_hare_bro/status/579325102652719105

march_hare_bro:永瀬のやったことはこういうこと。 プロ棋士を連覇して天才と呼ばれる将棋少年との対戦が決まり、練習将棋を指しているうちに、この子が自陣に入った不成の敵駒は利きがないと勘違いしていることに気づいたが黙っていて、本番でその場面を作って反則負けにして泣かせたってことですよ? #電王戦

元々PVとドキュメンタリーで示したように、努力が全てで才能を否定することが自称するだから、「才能の芽を摘む」という解釈も出来てしまう。人類対コンピュータの図式だから英雄と祭り上げるけど、今回の展開は解釈次第受け入れがたいこととなり、特定の人格を否定することとなります。

ただ、こう言う歪んた行為を生むのは将棋自体ではなく、タイトル戦というプロの存在意義が生んたモノとなります。(まぁ要するにお金のせいにするよここは)

「プロがこうだから、将棋全体なくなればいい」自体は正直無意義ですから、「将棋のプロがなくなればいい」で将棋が純粋となるということになるのかを電王戦を議論しようか。

IBMとディープブルーがチェス対局でサーバー(RS/6000シリーズ)を宣伝するみたいな展開になって、クラウドと機械学習の会社が数億を払って将棋のトッププロと対局して勝つと、プロの権威がある程度損なわれて、タイトル戦のスポンサーが減ってしまう。

こういう展開回避するために電王戦が企画されました。

正直言われると日立が「量子コンピュータみたいなヤツ」を使って行うのは割りとありうるじゃないかと思うし、IBM WATSONもクイズ番組で「人類対コンピュータの図式」を通じて、未だにこの手法で存在感を示しました。

つまり、今まで個人開発者が自力で機械学習と最適化をして来ましたが、開発者とプロ棋士とあくまで個人対個人となっております。それが電王戦の重心です。

確かにマシンパワーを一定とする規定は第三回電王戦からはありますけど、実際あれは意味あるのか未だに自分が懐疑的です。

現状GPS将棋対三浦九段だけクラスター使ったけれどA級棋士が負けた結果となりましたが、それがクラスター封印の決め手となった印象があります。ああいうモンスターならコンピュータ勝つとかあたりまえじゃないですか、思考時間伸ばせてるようなものです。

でも、ボナンザ自体はノートPCでコンピュータ将棋トーナメント初出場でモンスターマシンとクラスターを駆使する強豪ソフト達を下しましたし、森下九段のリベンジ戦で証明したように、アルゴリズムを改善しないと、マシンパワーと思考時間をリニア的伸ばせても、どこかで棋力の強化が収束してしまう。

なので現時点の強弱を決めるのは、人類と同じエネルギーで思考させないようにする規定とかは、ゼロ戦の馬力以上のアメリカ戦闘機群が不公平であることと言い出すような感じがします。「うちもああいう飛行機があれば」とはよく言うけど、現状電王戦を参加する開発者達も個人だから、クラスターを用意するのもリソース的限界あるはずです。

先週の王手ラッシュに対して、あるプロから「今後将棋関わるな」と言われて、本当にやめたソフト開発者が出るほどなので、この点限って未だに正直胸がクソ悪い。

ちなみに「プロがなくなればいい」という話に、頭では「ボカロ界隈に商業主義がなくなればいい」的な話と重ねてしまう自分がいる。純粋にボカロと音楽だけを愛する人間だけ集まるといいのに、いう話。

まぁ、ボカロ全体の週刊制ランキングは数字だけ求む人が煽られて工作に走るから、それを無くすためにボカロノビスと工作ランキングを作った_Gissyさんは建設的とも言えるけど、じゃあこの視点からすると、結局電王戦というプロの立場をなんとか保全するために共存共栄を求む方向は間違ってるのか。

いや、そうではないはずです。そうでありたい。ボカロと電王戦の盛り上がり存在は未だに自分にとって夢みたいな出来事だから、創作をする人達と、故米長会長の努力と苦心を無駄にするごく少数の人間が居るだけにしよう。

SEは結局、有限のリソースの中に問題を粛々と対処するだけですし。今日はやはり長手数の即詰みが問題となってるところが議論すべきでしょうね。

https://twitter.com/A_furo2/status/579283407919656960

A_furo2:▲同玉△1七香成▲2六玉△1四桂▲同と△同銀の時点で必至がかかっていて、この時点で後手玉は絶対に詰まないのでどちらにしても後手勝ちでした
納得したので寝ます(;´Д`)
#電王戦

逆に言うと、即詰みがわかってて綺麗に勝つ事が出来る上に今回の事をしたので、前述の悪意を持ってする人格であることを証明してしまう。それが今日の辛いどころもあるわけで。

ただ、長手数の即詰み、頓死と成らずは元々コンピュータ将棋の未だに大きな課題の一つですし、今後は棋力を機械学習と探索手法の改良で順当に上げられるけれど、「見える範囲で詰みを回避する」以外できることもなさそうですね。